神奈川県保険医協会・政策部は2011年4月8日、医療問題研究会を開催。「税・社会保障共通番号制とプライバシーの危機」をテーマに、弁護士の坂本団氏が講演し、17名が参加した。
坂本氏は、震災後も共通番号制の議論は着々と進んでいると指摘。共通番号制の問題点として、(1)産業とデータマッチングが目的とされており、社会保障個人会計につながる、(2)セキュリティが確保されていない、(3)番号制を用いても正確な所得把握はできない、(4)費用対効果が検討されていない―などを挙げ、今年秋以降に予定されている法案提出前に阻止すべきと強調した。
神奈川県保険医新聞より抜粋
(2011年5月25日号・第1825号)