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協会作成「児童虐待対応マニュアル」 日テレ「ウェークアップ!ぷらす」で紹介 児童虐待に対する問題意識を 

 神奈川県保険医協会・地域医療対策部が作成した「児童虐待対応マニュアル(子育て支援チェックリスト)」が2010年9月4日放送の日本テレビ「ウェークアップ!ぷらす」の児童虐待問題についての特集で紹介された。

 特集では、大阪での2児虐待死事件など虐待の悲劇が相次ぐなか、虐待を見抜き、防止するために求められる取り組みをテーマに設定。子どもを守るため、虐待の早期発見に果たす開業医の役割や協会作成の童虐待対応マニュアル」の紹介。その他、虐待や虐待の疑いがあり、親と一緒に住むことができず施設に入所する児童の現状、横浜市が親への支援として今春から始めている「家庭支援センター」を取り上げている。

 開業医が児童虐待を疑い、未然に防ぐための取り組みについて、取材を受けた協会の岩崎理事(地域医療対策部副部長)は「歯科医師は口の周りの所見や虫歯が多いなどの状況から虐待を疑うことが多い。診察の際、子どもを保護者から離すことができるので虐待を発見する機会がある」と歯科医師が果たす役割を説明。また、藤田理事(同部員)は「疑わしいと思うことがない限り、虐待の発見には至らない。開業医への啓蒙作業の一つとしてチェックリストを作成した」と開業医の児童虐待に対する問題意識を高めるため、「児童虐待対応マニュアル」を作成した協会の取り組みを紹介した。

 番組内では、児童虐待相談件数増加について、実際の虐待件数増加と合わせて、社会的な関心による虐待の発見増加もあるとし、地域住民が子育て家庭に関心を持つことの必要性にも触れた。

 

神奈川県保険医新聞より抜粋

(2010年9月5日・第1801号)